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魅力的な大人の女性には、「精神的な強さ」、「大人としての人生へ対応する上での臨機応変さ」があって

彼女たちは「上手に生きる為の心の使い方」を学んでいる気がします。

それらは、大人になるまでにしてきた『 失恋 』が決めてくれるのかな、と思うことがあります。

(おつきあいして別れたこと、片想い、自滅(笑)その全てを含めて。)…自滅…したことありますよね…。?

この曲の主人公は、今年、高校を卒業する女の子です。

初めて、本当の意味での失恋をした女性。というイメージで描きました。

マリーロビンの主人公、エアリエルと この曲の主人公(仮に『桜子ちゃん』とします)は

両者とも大切な愛を失っているのですが、

「それでも生きていかなければ」いけない桜子ちゃんは、

結構、斜めな発想を使い、すっとぼけた方法で乗り越えていこう。痛みを乗り越えてようとします。

そんな、本人は真剣なのだけれど、周りから見るとなんだか残念な

「可愛くて強い女の子」を描いたつもりです。

 

復縁を祈って引いたおみくじの答えが悪ければ、

都合いいところだけ切り取って(多分、物理!)お財布にしまう。

好きな人が振り向いてくれるのを待ち続けたい気持ちはあるけれど

「この痛みも飽きるまで」と、現実的に割り切ろうとする。

その時に、たまたま、都会ではなかなか見えない虹が見えれば

「これはきっと何かのお告げで、もっといい人が転がってる暗示なんだ」と

自分に言い聞かせる。

きっと、多くの大人の女性の皆さんは、悲しい別れを経験した時に

(物理でおみくじをちぎる以外)何か、自分なりの「前向きになる方法」を試してみた事があると思います。

そんな懐かしさを思い出しながら聴いていただけたら幸せです。

とはいえ

最後に肩に落ちてくる桜の花びらにはジンクスがあり

 

散ってくる桜の花びらが地面に落ちる前に拾えれば、恋が叶うでしょう

 

…というものなのですが、

桜子ちゃんはそれについては、あまり知らない(笑)と見えて

連れて帰って押し花にしちゃいました。

とはいえ、この日に学んだ気持ちこそが、彼女の未来を守る経験になればいいな。

…そんな事を思いつつ。

 

アルバムを通して、どことなく光の奥に闇や悲しみがあるイメージの曲が多くなってしまったので

この最後の一曲にだけは、悲しみの奥にこそ光がある、というものを残したくて、

桜子ちゃんにはひたすら「ちょっと間抜けな女子高生」になってもらいました。

わたしの中では大好きな主人公です。

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