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タイトルの『さらヴァ、迎春の光』は、お気付きの方もたくさんいらっしゃるでしょうが
映画「さらば、青春の光」を、文字ったものです。
この曲を作ったのは21〜22歳の時なので、絶賛「最後の思春期」真っ最中に書き上げました(笑)
若造らしい独り善がりな不満や、
実はわかりきっていた「今の自分では、絶対に大人には勝てない」という不安。
カウントは、何度も543…215と、
あと一歩の部分で、0が口に出せずに、いつも最初に戻っていきます。
これは「大口叩くくせに、いつも結論がつけられないもどかしさ」を表現したかったんですね。
と、こんな感じで
社会に対する驕りでしかない斜め視線をふんだんに盛り込んだ
『駄々っ子ソング』だと思っています。
(しかし…ちょっと気取ってカフェオレ〜…ってなんやねん。笑)
当時のデモはまだ残っていて、
あの頃のわたしは『青春とは不機嫌なものだ』と思って歌っていたので
某ベーシストのY.U先輩からは
「未完成な部分が完成されていて面白いねえ」
…という、ありがたい評価をくださった上で、この曲のベースを担当して頂いたのですが
2018年頭に、舞台上で「梶原一騎先生」の役を演じさせて頂いたことによって
自分の中でも、それから周囲の皆さんの中にも
「あの役を生きたことによって、『さらヴァ』は完成したね」
と、胸を張って言える曲に進化しました。
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